【終活はまだ早い?】高齢化と家族の未来を見据えた「今」やるべき準備とは
- こうご行政書士事務所
- 4月15日
- 読了時間: 3分
更新日:5月2日
日経新聞2025.4.15 老いる首都圏、介護深刻https://www.nikkei.com/article/DGXZQODL1477H0U5A410C2000000/
「終活」と聞いて、「まだ自分には関係ない」「親も元気だから大丈夫」と思っていませんか?
しかし、日本ではすでに65歳以上の高齢者が人口の約4人に1人を占めています。高齢社会はすでに目の前にある現実であり、私たちの生活と切り離せないものになっています。

高齢化社会の現状と課題終活 家族
厚生労働省の発表によると、2025年には団塊の世代が全員75歳以上の後期高齢者となり、医療・介護のニーズが一気に高まる「2025年問題」が控えています。
そして、その先の2040年には介護職員が57万人も不足すると言われており、これは国家的な課題です。すでに現在でも21万人が足りないとされ、家族に頼る介護や支援の重要性が増しています。
各自治体の取り組み
こうした状況を受けて、各自治体では次のような対策が進められています。
介護職員への処遇改善や奨励金の支給
外国人材の就労支援と受け入れ
資格を持つ潜在介護職員の掘り起こし
介護ロボットなどのテクノロジー導入への補助金支給
これらの取り組みは一定の効果を上げているものの、根本的な課題解決には“家族一人ひとりの意識”が欠かせません。
私たちが今できることとは?
「終活」とは、人生の終わりを見据えて、準備や整理をしておくこと。これは決して年配の人だけが行うものではありません。
むしろ元気なうちに、自分自身や親の老後を考え、必要な情報を集めておくことが重要です。
たとえば、
介護サービスはどこで受けられるのか?
どんな施設があり、どういう条件やサービスがあるのか?
親や自分自身の判断能力が低下した時に備えて、**「任意後見契約」**という制度があることを知っているか?
こうした知識を持っておくことで、「いざ」という時に慌てず、家族とも落ち着いて話し合うことができます。
まとめ:終活は“自分ごと”として向き合う時代へ
終活は、「そのうちやる」では間に合いません。
高齢化が進むこれからの時代、終活は自分と家族の未来を守る大切な手段になります。特に、任意後見契約のような制度があるという事を知るだけでも、将来の不安を減らし、自分らしい人生の終わりを迎えるための準備ができます。
今はまだ関係ないと思っていても、いつか親や自分の老後を迎える時がやってきます。その時に慌てないために、「今」学び、準備することが何より大切です。
【終活はまだ早い?】高齢化と家族の未来を見据えた「今」やるべき準備とは
以上、【終活はまだ早い?】高齢化と家族の未来を見据えた「今」やるべき準備とはでした。終活 家族
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